土地改良「頭首工」および国土開発「床止め構造設計手引き」に準拠し、
固定堰の水理計算から安定計算までを行います。
形式は「直壁タイプ」および「傾斜タイプ」の2種類からの選択が可能です。
直壁タイプの場合は、一体構造と分離式構造の選択が可能です。
【参考文献】
◆土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計 「頭首工」 平成20年3月
◆床止めの構造設計手引き 【(財)国土技術研究センター】
◆建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編 【日本河川協会】
商 品 概 要
- 固定堰躯体形式は「直壁タイプ」および「傾斜タイプ」にの2種類から選択が出来ます。
- 「直壁タイプ」では「一体構造」又は「分離式構造」で安定計算を行うかの選択が可能です。
- 「分離式構造」で計算を行う場合には、分離方式を本体の傾斜の延長で分離するか、エプロン部と本体付け根から鉛直で分離するかの選択が可能です。
- 水叩き長は「ブライ式」および「Rand式」の計算式の選択が可能です。自動算出された必要水叩き長より確定水叩き長の入力が可能です。
- パイピングの検討方法(しゃ水工)は、ブライ並びにレーンからか、または両方による比較検討が可能です。
- 計算では、完全越流状態または、もぐり越流の判定を行います。
- 計算過程【参考値:単位幅流量・限界水深・下流等流水深】を手入力機能より直接の入力が可能です。
- 本体形状確認は、”入力値で表示ボタン”より入力値での躯体形状図が表示されます。
- しゃ水工長の計算、揚圧力を考慮し水叩き長の判定を行います。
- 水叩き長の検討では、安全率Fsより水叩き形状の変化点を自動で判別し、躯体厚さの判定を行います。
- 護床工長の算出方法は、ブライ・流況別・跳水別より選択が可能です。
流況別では、平水流量か設計洪水流量の間の数点の流量で下流深さを求め、護床工の設計上考慮すべき危険な条件を判定するとともに、露出射流の危険性の検討を行ないます。また、護床工配列は、千鳥か並列かの選択が唖可能です。
跳水型では、流側の護床工の長さは、水叩き下流での跳水の発生により激しく流水が減勢される区間(護床工 A)と、その下流の整流区間(護床 B)とに分けて求めます。 - 計算で求められた「保護工全長」と「必要護床工長」の参考値より、護床工確定値の入力が出来ます。
- 揚圧力は水深に揚圧力係数を乗じた簡易計算と、浸透路による揚圧力の計算が可能です。
- 分離式構造を選択し、揚圧力の算出に簡易計算を用いない場合に全浸透路長の算出を本体のみか全体かの選択が可能です。
- 安定計算条件:6ケースの荷重条件による安定計算の検討が可能です。
- 安定計算条件:ランキン・クーロン・任意係数の土圧公式より安定計算の検討が可能です。
- 安定計算条件:「転倒」「滑動」「支持力」の検討有無の指定が可能です。《検討/無視の切替えボタン》
- 安定計算条件:検討ケース毎に常時・地震時切替えが可能です。(地震時設計水平震度の算出)
- 安定計算条件:水圧は検討ケース毎に詳細設定が可能です。
- 安定計算条件:上流側水深と下流側水深を計算値とするか任意入力とするかの選択が可能です。
●上流側:"任意入力"、"限界水深"、"堰頂"より選択
●下流側:"任意入力"、"落下水深"、"等流水深"より選択 - 安定計算条件:泥圧の考慮が可能になりました。
●泥圧の計算は、建設省河川砂防技術基準(案)又は土地改良事業計画設計基準 設計「頭首工」より選択が可能です。 - 安定計算結果表示(検討ケース毎に表示):入力画面にて荷重・モーメント/転倒/滑動/地盤支持力の計算結果並びに計算詳細確認が可能です。
- 入力アシスト機能並びにブックマーク(参考説明)機能と、ヘルプ画面を入力画面と独立したWindow表示により
マニュアルレスの入力操作が可能となります。 - RTF(リッチテキスト形式)への出力が可能です。《WordよりRTF読込 ⇒ Word形式で保存》
動作環境
- OS
- Windows 10 / 11
- ライセンス方式
- スタンドアローン方式
ネットワークライセンス方式 - プロテクトキー
- USBHASP
ダウンロード
カタログ | 固定堰設計計算システムVer3.0 |
---|---|
出力例 | ●直壁タイプ(一体構造)●直壁タイプ(分離式構造)●傾斜タイプ |