洪水吐水理計算システムVer5.0 リリースのご案内

バージョンアップ概要

    バージョンアップ価格
    洪水吐水理計算システムVer4.0 ⇒ Ver5.0  110,000円(税抜価格100,000円)
    USBプロテクト方式からオンライン認証方式への変更を同時にお申込みの際、以下の料金が追加となります。
    • オンライン認証登録料:5,500円(税抜価格5,000円)
      ※この費用は初回お申込み時に限りご負担いただくものとなります。
    • アプリ認証登録料:2,200円(税抜価格2,000円)

    オンライン認証方式での起動を確認した後、USBプロテクトをご返却いただきます。

    • 「Ver5」では「Ver4」のデータファイルを読み込むことができます。 ただし、読み込まれたデータに対応する入力画面は「Ver4」のものとなります。
    新規購入価格
    洪水吐水理計算システムVer5.0  352,000円(税抜価格320,000円)

    「オンライン認証方式をご選択の場合」

    • オンライン認証登録料:5,500円(税抜価格5,000円)
      ※この費用は初回お申込み時に限りご負担いただくものとなります。
    • アプリ認証登録料:2,200円(税抜価格2,000円)

    「USBプロテクト方式をご選択の場合」

    • USBドングル:16,500円(税抜価格15,000円)

    「社内ネット認証方式をご選択の場合」

    • ネット認証システム:55,000円(税抜価格50,000円)
    入力画面がより使いやすく進化しました。
    入力インターフェースの刷新を実施し、入力画面を全面的に見直しました。
    • 「Ver4.0」までは操作ナビゲーションを通じて操作ボタンを提供していましたが、「Ver5.0」のリリースに伴い、よりアクセスしやすいように画面の左サイドに操作ボタンを新たに配置しました。これらのボタンは、お客様のニーズに応じて非表示またはアイコンのみを表示するよう切り替えることができます。
    • 「Ver4」までは設計条件に基づき入力項目を切り替えていました。「Ver5」では、すべての入力項目を同一フォームに配置し、選択された設計条件に応じて該当の入力項目が浮き上がる仕様に変更し、操作性をさらに向上させました。
    • 画面下部に位置する『情報パネル』がより機能的に強化されました。お客様の入力に基づき、「情報」「注意」及び「エラー」が明示的に表示され、操作のアシストが強化され、操作性がさらに向上しました。
    • 「Ver4」では、メイン画面の右サイドにある計算結果一覧は、計算結果のみを表示していました。「Ver5」では、▼ボタンを追加し、省略されている内容も確認できるように改良しました。
    メニュー画面  
    降雨強度式のデータベース編集がより使いやすく進化しました。
    「地区名称」「強度式の種類」「各確立年毎のデータ」を一括で編集可能になりました。
    • 「Ver4」までの仕様では、降雨強度式の編集において、まず「地区名称」を作成し、次に「強度式の種類」を追加し、最後に「各確率年毎のデータ」を追加する手順が必要でした。 「Ver5」では、これらのステップを統合し、「地区名称」「強度式の種類」「各確率年毎のデータ」を一括で編集可能になりました。
    • "短期式"と"長期式"の2種類の公式に加え、二つの強度式の平均値の追加も行いました。
    • 既往最大に日雨量の項目を追加しました。(長期降雨強度式に対応する為必要な項目となります。)
    • 降雨強度式の確率年の設定に"既往最大"を追加しました。これは、各地域で既往最大降雨が降雨強度式によって表される実情に対応するためです。
    「流域係数」と「流出係数」を含む係数組み合わせデータベースを追加しました。これにより、係数のセットをデータベースに登録することができるようになりました。
    • 「Ver4」では、データベースに登録されている全項目を抽出し、ON/OFFで印刷対象を選択していました。
      一方、「Ver5」では、詳細入力をお客様が自由に編集できるように改善し、カスタマイズした項目セットをデータベースに保存し、頻繁に使用するセットを簡単に呼び出せるようになりました。 具体的には、Noの右側の▼ボタンから、DBに登録済みの内容を取得できます。さらに、内容は全て手入力で編集が可能であり、呼び出した後の修正も行えます。
    A項流量、B項流量、C項流量を改善し計算内容を向上させました。
    A項流量の改善点は以下の通りです。
    • 降雨強度式を用いて、短期・長期の2種類の算出方法と、短期式2つの平均による算出方法を追加しました。
    • 「Ver4」では、強度式の呼び出しは基本的にデータベースから行っていましたが、新たに定数を直接入力して計算する機能を導入しました。
    • 定数を雨量から算出した場合、その計算内容を計算書に印字することが可能となりました。
    B項流量の改善点は以下の通りです。
    • 「Ver4」までのB項流量は、値の有無でのみ判断していました。 しかし、計算書に印字する際の内容を明確にするため、新たに「観測された最大洪水流量(観測流量)」と「洪水痕跡から推定される既往最大流量(洪水痕跡)」の2つの区分をチェックする機能を追加し、これを印字するように改良しました。
    A項流量とB項流量の概要画面
    C項流量の改善点は以下の通りです。
    • C項流量の算出方法に、降雨強度式を追加しました。
    • 降雨強度式は基本的に特性係数法と同様のものですが、都道府県により強度式を具体的に提示している場合にも対応可能です。ただし、定数入力を選択し雨量を入力した際には、特性係数法と同じ内容となります。
    C項流量と貯留効果、および非越流部の機能追加に関する概要画面
    貯留効果の切り替わり時間の設定化を追加しました。
    • 短期と長期の2式を用いた計算時、切り替わる時間の設定が可能になりました。但し、この設定を活用する際、波形の選択で「山型」は利用できなくなります。 これは、山型の波形が降雨強度式を直接変換して降雨強度を算出する仕組みのため、異なる2つの強度式が混在するシチュエーションには適応できないためとなります。
     

    ※上記の「C項流量と貯留効果、および非越流部の機能追加に関する概要画面」を参照してください。

    非越流部の計算を追加しました。
    • 既存のため池の改修を行う際、現状把握時に非越流形状を考慮する必要があるとのご要望に備え、それに基づいて機能を追加しました。

    ※上記の「C項流量と貯留効果、および非越流部の機能追加に関する概要画面」を参照してください。

    側水路式機能を拡張しました。
    • 側水路式を採用した際に、対岸のコロビを入力可能としました。
    • 側水路式において、緩勾配放水路との接続部分における形状損失水頭を設定できる機能を追加しました。
    • 側水路式の下流端での水深設定を変更可能にしました。バージョン4ではフルード数と水深底幅比のみでの設定でしたが、試算を用いて値の変更が行えるようになりました。
    落差工型減勢工の計算機能を追加しました。
    • 「Ver4」までは跳水型減勢工のみに対応していましたが、新たに「Ver5」では落差工型減勢工の計算もサポートするようになりました。 さらに、従来の跳水型減勢工については、基準書「ため池整備」「兵庫県仕様」に基づく推奨型を浮き上り表示する新機能を追加しています。

    • 【跳水型減勢工推奨機能】

      落差工型減勢工の型式は、「強制跳水型USBR型Ⅰ、Ⅳ、Ⅲ」「インパクトブロック型」「スロットグレーチング型」となります。

      【落差工型減勢工型式】

    計算機能を拡充し、全体の計算内容を向上させました。
    確率雨量を算出するためのツールと、降雨強度式の定数を算出するツールを新たに追加しました。
    管接近水路部での余裕高を算出する際に、管理橋の影響を考慮した計算が可能になりました。
    堤体の余裕高を検証する機能を追加しました。
    「Ver4」までは、"非灌漑期"のデータを別ファイルで作成していましたが、「Ver5」では底樋管計算として機能を変更し統合しました。
    余裕高の計算と底樋管の計算の印刷項目を追加しました。
    放水路及び緩勾配放水路においても漸縮係数を考慮する機能を追加しました。
    既存のため池に対する検証ツールを追加し、全体の計算内容を向上させました。
    このツールは、既存の接近水路が設計洪水量を流下できるか、接近水路に十分な余裕高があるか、さらには堤体の高さに適切な余裕があるかの3つの重要な点を検証します。


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