不等流水路水面追跡計算システムVer2.12

 

┼─ Ver2.12.1.53 ┼ 平成29年07月12日 ─┼

  1. 洪水吐水理計算システムから不等流水路水面追跡計算システムをオプション起動した際に、フルード数(Fr)が洪水吐水理計算システムと連動出来ていませんでした。
    そのため、洪水吐水理計算システムで変化点一覧表などのフルード数欄が[0.000]で表示されていましたので、データ連動可能に修正いたしました。

  2. 上記同様に、洪水吐水理計算システムから起動時に基点断面(支配断面)の傾斜角度が0.000でデータ連動されていました。不等流水路水面追跡計算システムでの水路傾斜角度の算出は、2番目の断面以降に直前の断面との距離と水路敷高から計算されるため、計算開始断面では傾斜角度は存在しません。
    そのため、今回の修正で値をNan(Not a Number)で渡すように修正し、洪水吐水理計算システムでNanの表示に---に置き換えるように修正いたしました。

  3. 上記項目2の修正に合わせて、緩勾配の際に角度の受け渡しにラジアンを用いて小数点以下3桁までの情報で渡しているため度単位に変換した際に洪水吐水理計算システムで表示される値に桁落ちが発生しており、不等流水路水面追跡計算システムでの値と異なる数値を表示していましたので修正いたしました。

┼─ Ver2.10.0.48 ┼ 平成22年04月22日 ─┼

  1. 幅形状による損失の算出式を一部変更しました
    設計基準書では、漸縮前・漸縮後などの表現で損失水頭の計算を行っておりますが、この場合下流から上流に向かっての計算時には、入力順位から下流側が前、上流側が後と捉えてしまっていました。
    そこで今回の修正では、上流側・下流側と表現を変更しました。そのため、下流側から上流に向かって計算を行っている場合には、損失係数の計算で利用する流速は逆転しています。

  2. 上記項目1の変更に併せて、下流から上流に向かって作成されたファイルを開く際には、メッセージを表示しデータの確認を促すようにしました。

  3. 曲形状による損失の計算で用いられている流速を、上下流の平均流速で計算するように修正しました。
    従来の計算結果と同じ値が必要な場合(断面での流速による損失)には、メニューより「オプション」を選択し、「曲形状による損失を平均流速により算出する。」からチェックを外すことで可能になります。

  4. 幅形状損失の自動設定機能を追加しました。
    これは、全ての区間データを入力後にクリックすることで、各断面の水路幅の変化に応じて、漸縮・漸拡の設定を行う機能です。ただし、漸縮係数・漸拡係数は全てデフォルト値が採用されます。

  5. 屈折・湾曲の損失係数を計算する機能を追加しました。

  6. 幅損失に段上げによる損失を追加しました。

  7. 急縮・急拡・段上げ損失を計上する際の損失係数を自動計算する機能を追加しました。

  8. >各種損失に現在の仕様をヘルプとして表示するようにしました。

  9. 洪水吐水理計算システムから起動した際に、移行部・緩勾配放水路の場合、以前に設定した最終行の、その他の損失が初期化されていましたので修正いたしました。

  10. 計算書の計算式表現で、その他の損失に関して速度水頭の表示をHvからHv2に変更しました。これは、参照図内で使用している表記と統一性を持たせるための変更となります。


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